「空気の共有」は、ただの勘違いかも?
もともとオフィスに集まって働いているときだって、全員がずっと同じ空間にいるわけではありません。
ずっと外回りを続けている営業の人もいれば、1日の大半を会議室で過ごしている人もいます。お互いに、今日1日何をしていたかなんて見えているわけではないのです。
私たちはこれまで、「オフィスに出勤している」というだけで、相手の姿が見え、空気感を共有できているように思い込んでいただけではないか──。
そのように捉えて、一度立ち止まって考えてみることも、大きな変革期にある今、きっと大切な機会になると感じます。
今回、700人のメンバーがほぼリモートワークの会社を6年間経営してくることで得たもの、メリットと課題について、『会社には行かない──6年やってわかった普通の人こそ評価されるリモートワークという働き方』(CCCメディアハウス)にまとめました。ひとつのケース・スタディとしてお読みいただき、みなさんなりの「新しい働き方」を実現していただければと思います。