コロナはリーマンを超えない

新型コロナウイルスの影響による2021年3月期の売り上げの減少は、業界全体として5%までには達しないのではないかと見ている。せいぜい2~3%というところだろう。営業利益についても2~3%減か、それよりも低くなるかもしれない。

もちろん各社が楽観的に見ているわけではない。例えば大成建設の村田誉之社長は決算会見で「コロナの影響で営業活動がほとんどできておらず、需要が摑みきれていない」と危機感を露わにしていた。大林組と清水建設は「まだ先行きが見通せない」として業績予想の発表を見送っている。