リクエストに答えて作った「コラボレーション・スペース」
70%を占めるミレニアル世代の社員のリクエストでトレーディングフロアに設けられたのが「コラボレーション・スペース」です。会議室ではなく、もっとオープンでモダンなスペースで社内ミーティングができれば、という要望に応えたものです。ミーティングというほど堅苦しくなく、上司や同僚とカジュアルに話ができるスペースとして社員にも好評だということです。またこのスペースにはコンピューターや電話を備えたデスクもあり、通常の仕事もできるようになっています。いつもと違う場所で仕事をするのも気分転換になりますね。
他にも、シリコンバレーの新興IT企業などが取り入れているエスプレッソバーや、食べ放題のスナックコーナーといったアイデアもありましたが、当社ではまだそこまで意識改革が進んでいません(笑)。とはいえ若い世代ができるだけ働きやすく、長期間この職場で活躍してくれるために必要な対策は、今後もさまざまな角度から考えていかなければならないと感じています。
「そこまでしなければいけないのか」という、企業トップのため息が聞こえてきそうですね。ええ、「そこまで」しなければ、今後ますます激化の一途をたどる「人材戦争」に勝利することは不可能なのです。