第2波、第3波が来る前に備えておくべきこと

【ポイント4】ライフスタイルの見直し

お金ともつながりがありますが、コロナ騒動により暮らし方・ライフスタイルに関しても「新たな課題・リスク」が改めて浮き彫りになりました。下記にざっと挙げてみましょう。

●シングルライフ、一人暮らしのリスク
健康に不安がある時や不測の事態の時に「ひとりで暮らす」ことのリスクにどう対処するか。自分の親も含めた「独居老人」の問題をどのようにクリアするのか。

●賃貸のリスク、住宅ローンのリスク
負担が過重な住宅ローンや賃貸物件の家賃を抱えている場合、年収減少時に大きなリスクがある。今後の家の買い方はどうあるべきか。

●首都圏暮らしのリスク
これまで会社にアクセスしやすい首都圏エリアに住む人が多かったが、テレワークの定着により必ずしも首都圏で暮らさなくてもよくなる人が増えると予想できる。暮らし方・ライフスタイルの変化にうまく対応することができるか。

●知人とのつながり
リアルで会うだけが友人関係ではない。しょっちゅう会って飲むかどうかより、本当に困ったとき支え合える関係を持てるかが有事の際には問われる。

など、いろんなリスクをどう考え直すかが問われています。そしてそれぞれお金の問題、あなたの生き方と生きがいの問題ともつながっていきます。じっくり考え、新しい時代のお金のルールに適合していきたいものです。

電卓とお金
写真=iStock.com/Sean_Kuma
※写真はイメージです

苦しいとき、逆境のときこそ「その先」を考えて動くことができる

今、店が閉まってアルバイトの仕事がなくなった、会社の業績が下がっていつまで正社員で働き続けられるか分からない、など多くの日本人が困難に直面しています。

テレワークができる会社でも、残業禁止になったため月収が下がった人は少なくありません。残業代でプラスされる数万円があって、生活がなんとかバランスがとれていた人にとってはこれもまた死活問題です。

特別定額給付金がようやく振り込まれた世帯もありますが、一度きりの給付金で解決する問題ではありません。私たちがこれからずっと生き抜いていくためにはもっともっと、お金のスキルを身につけ、リテラシーを高め上手に稼げるようになる必要があります。

これからの時代、「新しい生活様式に」にあわせた「新しいお金の生活様式」も始まろうとしています。きっと明るい未来はやってきます。新型コロナウイルスを社会が克服したとき、新しいお金のルールで暮らしていけるようになりたいものです。

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