アフリカで襲われる、アルビニズムの少年少女

彼女に出会った日はよく晴れた日だった。赤道にほど近いシエラレオネの日差しが肌に突き刺すように降り注ぐ。その紫外線はアフリカに住むアルビニズムの人々の命に関わる大敵でもある。メラニン色素合成の減少や欠損で起きる遺伝性疾患のアルビニズムは世界で2万人に1人の確率で起こると言われているが、サハラ以南のアフリカでは発症の確率は高く、特にタンザニアでは1400人に1人の割合で生まれるとされる。

アフリカ・シエラレオネに住む、アルビニズムのサロミ(右)と母のアリス
アフリカ・シエラレオネに住む、アルビニズムのサロミ(右)と母のアリス(2018年6月、著者撮影)。

アルビニズムを患う、13歳のサロミに出会ったのは彼女の学校の全校集会に私が参加したときだった。集会が終わると話しかけてくれ、私が日本から来たこと、シエラレオネの人と見かけが違うことに興味を持ってくれた。

「お家に遊びに来て!」

私を家族に会わせたいと、その日の午後、自宅に招待してくれた。サロミは5人きょうだい。家に着くときょうだい一人一人や母を紹介してくれた。サロミの母・アリスは愛情深い人なのだろう。ずっと優しくサロミを見つめながら取材に応じてくれた。