6品つくるのに、6通りの買い物をする必要はない

今回つくるのは「3食分×2パターン」。1日目に最初のメインをつくってしまえば、2日目、3日目は、その残りを“着回し”するように新たな料理に生まれ変わらせる事ができる。それを安藤シェフは〈着回しレシピ〉と呼ぶ。

A「豚の角煮」(1日目)→「本格ラグーソースパスタ」(2日目)→「麻婆豆腐」(3日目)
B「お魚万能ふりかけ」(4日目)→「野菜グラタン」(5日目)→「魚介系じょうゆラーメン」(6日目)

「6品つくるのに、6通りの買い物をする必要はありません。メイン食材と旬の野菜がいくつかあれば十分。野菜の切り方や、火を入れるタイミングなど、プロ料理人のコツさえつかめば、食材自身のうま味や甘み、香りを最大限引き出せるので、化学調味料に頼る必要もありません」(安藤シェフ)。

まずは、材料をそろえよう。「今回はどこのスーパーでも手に入る食材です。すでにご自宅にある野菜や調味料なども多いはず」とのこと。冷蔵庫をチェックして、足りないものだけリストアップしたら、マスク完備でスーパーに出掛けよう。

材料
撮影=安藤曜磁
〈材料・約4人分〉
・豚バラブロック(1kg)・大根(1/2本)・ジャガイモ(できたらメークイン)(2個)・玉ねぎ(3個)・長ネギ(2本)・セロリ(1本強)・トマト(2個)・キャベツ(1玉)・木綿豆腐3~4丁・しょうが・ニンニク・とろけるチーズ(5枚)・スパゲティ(人数分)・ラーメン用生麺(人数分)ツナ缶(3缶)
・しょうゆ・みりん・酒・砂糖・豆板醤・甜面醤・片栗粉・マヨネーズ・牛乳・サラダ油・オリーブオイル・こしょう・七味唐辛子・山椒