「防貧機能」に大きな格差があったままでよいのか?
国民年金と厚生年金では、万が一新型コロナで命を落とした時の遺族への保障にも「格差」があります。
遺族年金は遺族のその後の生活を支える大事な資金ですが、同じような境遇であっても、厚生年金に加入していないがために、給付額が数千万円も少ないというケースが存在します。
日本に住む限り、すべての人が年金制度、健康保険制度に加入することが義務付けられています。日常生活では、隣の人の保険証の「色」など気にすることもありませんが、有事の「防貧機能」である社会保険給付が色分けされるのはどうなのでしょうか?
「皆保険・皆年金」制度が整備された昭和30年代と今の世の中は様変わりしています。社会のセーフティーネットについて一人一人が考え、声を上げる必要性を痛感します。