3月19日、木曜日。蒲郡市のカラオケに行った50代の感染者が死亡。元々肝臓がんだった。同じ部屋にいた女性も感染。
感染者が見つかったため、公表した病院が風評被害で大変。クルーズ船に乗っていた陰性の人は、帰宅してから、マンションの住人から、「外出を控えろ」といわれているという。
羽鳥MCが出てきて冒頭、スポーツジムへ通っている夫婦の顔写真を、了解なしで出してしまったことをお詫び。
北海道知事が、緊急事態宣言を終了発言。
こんなことをここで議論しても、どうなるものではない
ようやく終わりごろ、週刊文春の相澤冬樹大阪日日新聞記者の大スクープ「森友自殺財務省職員 遺書全文公開『すべて佐川局長の指示です』」をやる。
玉川氏は、「明確に佐川氏の指示。どちらが信用できるのか、もう一度検察は捜査しろ」と発言する。時間にして10分そこそこ。こんなニュースは、コロナに比べたら小さい小さいと考えているのだろう。
3月20日、金曜日・祝日。昨夜行われた専門家会議の発言を巡って議論。尾身茂副座長の「オーバーシュート」の危険はまだあるというのが焦点。
なぜか、元時事通信というより、安倍首相のポチとして名高い、田崎史郎氏が出演。早速、日本には法律がないから、(コロナでも)規制ができないと、安倍ちゃん寄りの発言。
大規模イベントは主催者側が判断という専門家会議のいい方に、無責任だという声しきり。
吉村大阪府知事が、兵庫県知事に相談もなく、両県を行き来しないようにといい出したことに、「どういう根拠があるのか」(玉川氏)、長嶋一茂氏が「この人若いね」と決め台詞。
田崎氏は安倍首相の心は、五輪延期だが、どこまで延期するのかは決まっていないと発言。
決める権限は日本にはなく、IOCが決める。来年か再来年か、ああだこうだいっているが、こんなことをここで議論しても、どうなるものではないと、辟易しながら見ていた。
玉川氏は「多少エキセントリックだが賢い」
ここまで書いてきたように、「モーニングショー」を見ていると、この世にはコロナ騒ぎしかないと思えてくる。失礼ないい方になるが、コメンテーターは素人だから、根拠に基づいた発言ができない。
唯一の専門家である岡田氏は、発熱外来以外は、専門的知識をあまりひけらかさない女性のようだ。安倍政権や厚労省のコロナ対策の遅れについて、専門家の立場から手厳しい批判が聞きたかったのだが。この番組を1週間見続けたが、新型コロナウイルスとは何なのか、いまだによく分からない。
ワイドショーというのは、この程度だと切って捨てるのは簡単だが、コロナウイルス問題は専門的知識が要求されるから、ワイドショーという枠で取り上げるのは、かなり無理があるのだろう。
鋭い突っ込みをするといわれている玉川徹氏も、こうした問題は不得手なのだろう、「さすが玉川」と手を叩きたくなる発言はなかった。
玉川氏は、多少エキセントリックだが、羽鳥MCとのやりとりの間合いがいい。政治でも経済でも、芸能でも、何についても一家言もっている人のようだが、やはりテレビ朝日社員という枠からははみ出ない、分をわきまえた賢い人だと思う。
この番組を見続けて、詳しくなったのは、岡田氏の着ている洋服と、コロナウイルスというのは、まだ何も分かっていないということであった。