仕事と子育ての両立には「仕事を減らす勇気」が必要だ

いかにも、メディアで紹介される意識高い系バリキャリ夫婦の子育ては参考にならない。どこかで無理をしているのだろう。そのスーパーマン・スーパーウーマン前提で考えるから、みんな疲れる。

いや、私自身、相当意識高い系育児に見られているのかもしれないが、私はそうは思っていない。できることをやっていること、仕事を頑張りすぎないことにしているだけだ。そして、声の大きな人の言うことで、あるべき育児や仕事の姿が捻じ曲げられてはいけないと考えている。

男性の育児参加、仕事と子育ての両立は、このように、仕事を減らす勇気、出世しない勇気も必要だ。ただ、それは誰も言い切れないのだろう。これをきっかけに、みんなが意識高い系育児、育休至上主義からの脱却をはかることを期待する。

筆者が作った料理を食べる娘
写真=筆者撮影
筆者が作った料理を食べる娘

さらには、モヤモヤはちゃんと口にしよう。別に解決策は本人だけで考えなくていい。ただ、違和感を口にしなくては、この国はみんなが疲弊し、強烈なバックラッシュが起こることだろう。

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