アンカーがあるからこそ未知の航海に出られる
三越も2009年に人員削減を決行。逆風はキャリアを切り開くチャンスでもある。
景気ははや底を打ったといわれるが、雇用情勢に明るい兆しは見られない。成果主義の浸透ともあいまって、特に40代以降の年収の伸びはなかなか期待できない。今の会社にいるべきか、希望退職に応じるべきか。そんな岐路に立たされたときこそ、理解してほしいのがキャリア・アンカーという概念だ。
これは、私の留学時代の恩師である、アメリカの組織心理学者、エドガー・シャインが提唱したもので、キャリアを個人の側から見た概念である。仕事や会社が変わっても、変わらずその人が貫きたいことをさす。
キャリア・アンカーは、ゼネラルマネジャーになることに意欲的な「全般管理能力」、特定の仕事に対して才能と高い意欲をもつ「専門能力」、規範に束縛されることを嫌い、自分のやり方で物事を進めることを好む「自律・独立」など、8つに分類される。10年以上の就業経験がある人なら、私が邦訳した診断ツール(『キャリア・アンカー』白桃書房)を使えば自分のアンカーが把握できる。
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