一筆書きで乗車券を買うと1万4080円。東京~金沢の往復乗車券1万4960円と比べると、920円お得になります。

このきっぷは後戻りしない限り、何度でも途中下車することができます。途中、名古屋や福井で降りて観光を楽しむのもいいでしょう。通常より安く、しかも複数の都市を周遊できるのでとても魅力的ですよね。

しかもこのルートなら、ちょい足しをすれば京都にも行くことができます。山科~京都間の乗り越し運賃・往復380円を支払いましょう。単純に東京~京都を往復したときの往復料金1万6720円よりも、2260円お得になります。

一筆書きの乗車券は、窓口での購入が便利

一筆書きの乗車券は、窓口での購入が便利。きっぷの行き先には東京都区内から東京都区内まで、経由に「新幹線・湖西・北陸・金沢・新幹線」と印字されます。7日間有効なので、ゆっくり鉄道旅を楽しみましょう。

旅行を楽しむなら、目的地エリアでお得なきっぷがないか必ずチェックを。フリーパス、施設入場券付き、食事付き、おみやげ付きなど、各社さまざまな格安きっぷを発売しています。「地名+お得なきっぷ」で検索してみましょう。

紹介している京急電鉄の「みさきまぐろきっぷ」をはじめ、「箱根フリーパス」(小田急電鉄)、「横濱中華街 旅グルメきっぷ」(東急電鉄)、「小江戸・川越フリークーポン」(西武鉄道)など、旅をお得に楽しめるきっぷはたくさんあります。

▼私鉄各社が発売する観光きっぷを見逃すな

「みさきまぐろきっぷ」には、往復乗車券、区間内バスフリー乗車、まぐろの食事券、レジャー施設利用券またはおみやげ引換券が付く。品川発だと3500円。通常、品川~三崎口は往復1860円なので、これに食事やバス、施設利用などを加えるとお得率は高い。(※いずれも改定前の料金)
 
(図版作成=大橋昭一)
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