ややこしい軽減税率のキホンをおさらい
消費税率を一律に上げると、生きるために必要な最低限の買い物についても税率が上がることになります。このことは、収入が低い人の方が消費税の負担割合が高くなってしまう特徴(逆進性)につながるという指摘があります。
今回の軽減税率では、この逆進性を緩和する目的で、食品など生活に不可欠なものに対する税率を8%に据え置くことになっています。軽減税率の対象になるのは「食品」と「新聞」ですが、そのそれぞれに例外などがあり、適用される商品が8%なのか、10%なのかをややこしくしています。