【田原】生産はどうしてるの?

【菅本】インターネットで調べて、つくってくれる会社を見つけました。いまはサティス製薬という会社にお願いして、6商品をつくってます。

【田原】なんで化粧品をつくったの?

【菅本】理由は2つあります。まず、もともと私は肌荒れがひどかった。化粧品なら、同じように肌荒れに悩む子と同じ気持ちになれると思いました。もう1つは、スキンケア商品のPRがやりにくいから。たとえば服やコスメはインフルエンサーが毎回違う商品を紹介していてもおかしくないですよね。でも、スキンケアは毎回違う商品を紹介していたら信用されなくなってしまう。1つに絞らなくちゃいけないなら、自分でブランドをつくっちゃおうかなと。

【田原】この化粧品は売れてますか?

【菅本】18年発売したときは個数が足りなくて、取り合い状態に。19年4月から正式にスタートして、1日で1800万円売り上げました。月2000万~3000万円くらいです。

【田原】インフルエンサーの活動も含めて会社の売り上げはどれくらい?

【菅本】ざくっと言うと2億円です。従業員も8人になりました。

【田原】すごいね。でも、若いうちに有名になりすぎたんじゃない? もっと言うと、この先も持つのかな。

【菅本】若いからいいんですよ! じつは私、売上高2億円になるまで、えげつない量の失敗をしてるんです。もし40代だったら心が折れていたと思いますが、若いと「まだ若いから」と許してもらえた。逆にうまくいけば「若いのにすごい」って言われます(笑)。もちろん田原さんがおっしゃるように、30歳、40歳になってもフォロワーを増やし続けるのは難しいと思ってます。でも、それもちゃんと手を打っているんですよ。

【田原】次の手?

【菅本】いま私の会社に、インターネットで活躍したい若い子たちが約350人所属しています。私自身は3年以内にインフルエンサーをやめて、会社に専念するつもりです。一番いいときにやめたほうがかっこいいので(笑)。

【田原】つまりネットの芸能事務所ね。

【菅本】テレビに出ようと思うと芸能事務所に入らないといけませんが、地方の子たちはチャンスが少ない。でも、インターネットなら発信ができます。

ネット上での炎上怖くないの?

【田原】いまの若い人たちは、テレビよりネットで有名になりたいのかな。

【菅本】そこはいろいろで、ネットをステップにしてテレビに行きたい子もいると思います。ただ、いまはネットのほうが安心です。私はHKTをやめたあと、怪しい事務所にスカウトされて入りました。最初は料理タレントでレシピ本を出すという話だったのに、「やっぱりグラビアDVDを」と言葉巧みに脱がせようとしてきた。こういうケースは珍しくなくて。一方、ネットで私が所属の子に怪しいことをしたら、すぐ晒されて信用を失います。