▼時間編
起床、残業、就寝……疲れをためない理想の時間は

生活パターンを見直すだけで眠れる

平日の起床時間と就寝時間を「決めている」のは、平社員がそれぞれ88.9%、65.7%で、役員の79.4%、57.9%を上回っている(図1、図3)。

「今回の結果では、睡眠時間は、役員のほうが平社員より長くとれています。その要因としては、役員はスケジュール管理を自分の裁量で行える範囲が広いのに対し、平社員はスケジュールを自分でコントロールできないこと。また、役員より通勤時間がかかるところに住んでいることが考えられます」

たしかに、平社員のおよそ9割が起床時間を決めているのは、出社時間に縛られているからだろう。就寝時間は、残業や酒の付き合いなどによって流動的になることはあっても、朝は定刻通り出勤する律儀な姿が浮かんでくる。また通勤時間を見ると、役員は10分未満が32.7%、30分未満にまで広げると6割近くになる。これに対し平社員は10分未満が約2%にすぎず、1時間以上が23.1%もいる(図5)。当然、出勤時間が早く、通勤時間がかかる平社員のほうが、起床時間を早くせざるをえない。