自分も相手も「感情的」にさせない
プライバシー・ルールの唯一の例外は、相手の反応が懸念されるときだ。この場合は、公衆の面前で話すか、第3者を巻き込むとよい。ゴードンは言う。
「感情的になりそうなときは、第3者の助けを求めるほうがよい。事と次第によっては仲介のプロが必要になるだろうし、同僚や友人で十分な場合もある」
だが、相手の反応をどのように予想するかにかかわらず、相手と話し合う前に自分の感情に区切りをつけておかねばならない。感情が高まっていると、反発して非難がましい口調になってしまいがちだからだ。これは絶対に避けなければならない。
「冷静になっていないならば、話し合いを延期せよ」とパクターは忠告している。
※参考文献
『The Power of Positive Confrontation: The Skills You Need to Know to Handle Conflicts at Work, at Home, and in Life』 Barbara Pachter with Susan Magee (2000 /Marlowe & Company)
『Taking the Stress Out of Stressful Conversations』 Holly Weeks (Harvard Business Review, July・August 2001)
(翻訳=ディプロマット)