頑固になった、キレやすくなった……。そのとき「年寄りはそういうものだ」とあきらめてはいけません。対処が遅くなれば、事態はより悪化します。今回、3つのテーマに応じて、専門家にアドバイスをもとめました。第2回は「運度不足で寝たきり」について――。(第2回、全3回)

※本稿は、「プレジデント」(2018年9月3日号)の掲載記事を再編集したものです。

宇宙飛行士も寝たきりと闘っている

金井宣茂宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションでの半年近いミッションを無事に終えて、2018年6月に地球に帰還したことは、皆さんもニュースなどでご存じでしょう。金井宇宙飛行士は地球に帰ってきてから、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで約3週間、身体機能のリハビリテーション(以下、リハビリ)に取り組みました。

日本人宇宙飛行士のリハビリは、これまでは主にNASA(米国航空宇宙局)が主導して行っていたのですが、徐々にJAXAの主導で行うようになり、リハビリ科専門医を長年務めてきた私も宇宙飛行士のリハビリを担当しています。