国をあげた働き方改革によって空いた時間を「学び」に充てたい人も多いだろう。短い間通うだけでも、知識がついてスキルアップもはかれる。そんなスクールを5人の識者が紹介する。

▼通学、オンライン、超短期留学。究極の「英語スクール」

短期の英語スクールなら勉強のマンネリ化を打破できる

長期休暇をとったり、退職して本格的に入学したりしなくてもいい「短期スクール」。せっかく通うなら、短期間でも“身になる”学校を選んで効果的に学びたい。

写真=iStock.com/ijeab

「語学の短期スクールは、次のステップに進むための起爆剤にするといい」と言うのは、英語学習コンサルタントで東洋大学准教授の佐藤洋一氏。

「語学はぼんやり『できるようになりたい』と思いながら勉強しても、絶対できるようにはなりません。自分なりのゴールを設定することが大事。でも、独学では進捗が見えにくくモチベーションも保つのが難しいですよね。伸び悩んだときに短期スクールに通えば、勉強のマンネリ化を打破し、次のステップに飛躍しやすいと思います」

多くの学習者が伸び悩むタイミングは、基礎を徹底的に学ぶとき、初級を過ぎてある程度できるようになったとき、上級になってさらに上を目指すとき。この時期に短期スクールで講師などのフォローアップを受けることで、新たな勉強のヒントやスランプ脱出の糸口が見つかるかもしれない。講師の面倒見のよさで佐藤氏が太鼓判を押すのが「ディラ国際語学アカデミー(DILA)」。英語をはじめ世界55カ国の言語を、文化にも精通した講師にマンツーマンで学べるコースがある。

刺激を受ける意味での“起爆剤”では、海外の大学さながらの環境に身をおいてみるのもいい。

「ニューヨーク大学(NYU)プロフェッショナル教育東京」では、品川にあるキャンパスでネーティブの講師たちが授業を繰り広げる。

「MBAを取得し、プロのビジネスコンサルタントとして活躍している講師もいます。英語を学ぶというより、ビジネスを英語で学ぶ、という形です。ディスカッションが中心で、中級者、上級者向け。MBA留学の準備段階として通っている人も多いですね」