「今まで以上に妻を愛すること」が浮気バレの最高の防止策

逆に妻側にアドバイスすると、夫に対して浮気の疑いを持ったとき、感情的に追及するのは得策ではありません。妻が夫に対して厳しく追及してしまうと、夫はどんどん愛人のほうに逃げていってしまいます。離婚のための材料を集めるという場合でも、追及よりは我慢したほうが情報は得られやすいです。

その後の交渉も、できるだけ自然体で進めるのがよいでしょう。例えば、週末にのんびり夫婦でお茶を飲んでいるときに「そういえばあなた、私に何か言うことない?」と切り出す。最初から「あなた、ヨソの女と浮気してるでしょ!」と攻撃的に問い詰めるのではなく、まずは広く網を張るように問いかけるのです。そして向こうから語らせる。「私が何も知らないと思う?」なんて言われたほうが夫はドキッとしますし、妻が把握していないことまでポロッと話してしまうこともあります。

先ほど、浮気がバレる原因は「変化」というお話をしましたが、浮気がバレないコツをもう1つ挙げるとするなら、「今まで以上に妻を愛すること」かもしれません。

結局、妻は夫から自分にかけられる愛情なりお金なりが目減りしたことが不満なのです。それで浮気も疑うし、離婚も考える。もし浮気をするのなら、生活習慣や趣味嗜好は変えず、それまで以上に妻を愛し、大事にし続けること。これが最高の浮気バレ防止策なのです。

▼妻は“五感”で夫の浮気を暴く!
「あなた、私に何か言うことない?」の最終宣告に!
聴覚:興味の範囲外の音楽を聴く・ちょっとした言葉じり
視覚:おしゃれになる・急にやせる、太る
味覚:飲食店に詳しくなる・好みの味付けが変わる
触覚:セックスを拒む・ボディータッチを嫌がる
嗅覚:移り香・汗臭いはずが無臭
今野裕幸(こんの・ひろゆき)
総合探偵社スプラッシュジャパン代表
探偵業務や会社経営に携わる傍ら、男女問題コンサルタントとして活動。著書に『浮気がバレる男、バレない女』など。
 
(構成=衣谷 康 写真=iStock.com)
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