「この会議が終わったときに、どうなっているのが正解か」
家電メーカーで、新商品の機能を開発部門からセールス部門に説明する会議だとすれば、「新商品の機能をお客様に説明できる」という状態がゴールです。「これで新商品の機能をお客様に説明できますか?」と聞いて、全員が「できる」と答えられれば会議を終えられます。
説明会ではなく、経営課題を議論するような場合であれば、参加者は絞り込む必要があるでしょう。そのときも、「この会議が終わったときに、どうなっているのが正解か」という点から考えれば、どんな参加者を集めればいいのかも、自ずと明らかになるはずです。
仕事で課題があったとき、「事実確認」と「原因深掘り」はひとりでもできます。しかしそれをひとりで主張しても、課題は解決しません。周囲を動かし、課題を解決するために、ぜひ会議を活用してください。
▼どうなったらゴールなのか「終了条件」を決めてから開く
(構成=朽木誠一郎)