何が勝ち組と負け組を分けるのか。雑誌「プレジデント」(2017年3月6日号)の特集「『働き方』全課題60」では、「超一流の仕事術 全解明」として、より成果を上げるためのノウハウを各方面のエキスパートに取材。今回は、京都大学客員准教授でエンジェル投資家の瀧本哲史氏が「よいチームの作り方」について解説する――。

「抜きんでた成果」をあげたチームの5つの特徴

どうすれば「よいチーム」を作ることができるのか。まず確認しておきたいのは「チームワークのよいチーム」を目標にしてはいけない、ということだ。

チームワークという言葉は、所属するメンバーが互いに協力しあって行動する、というぐらいの意味でしかない。どんな組織にも必要ではあるが、その定義も基準も曖昧模糊としているため、目標とすべきではない。

「よいチーム」のために参考になるのは、「チームアプローチ」という考え方だろう。これはマッキンゼーのパートナーだったカッツェンバックらの著書『「高業績チーム」の知恵』(ダイヤモンド社)にまとめられている。同書では「まあまあ」ではなく、「抜きんでた成果」をあげたチームには、以下の5つの特徴があると論じている。