400億円もの追加出資が行われた新銀行東京。前回、天文学的数字が並ぶ、史上まれにみる同行の財務諸表について取り上げたが、さらにその問題点について会計的視点から見ていきたい。

別表は新銀行東京の平成19年3月期決算短信をもとに財務分析を行ったもの。同業他社との比較によって問題点が浮かび上がることが多いため、横浜銀行、東京都民銀行との比較を行った。

前回も述べたが、新銀行東京は経常収益からみた営業経費が異常に高い。経常収益に占める営業経費の割合は約130%に達しており、横浜銀行の36%、東京都民銀行の55%を大きく上回っている。横浜銀行はかなり健全、東京都民銀行もまずまずの水準であり、新銀行東京は驚愕の悪さ、といったところだ。