2028だった平成17年度版が、平成19年度版は3057へ何と1000以上増し。20年前に比べると3倍にもなっている書物がある。監査項目などを規定した、その名も『監査小六法』だ。しかも銀行用の監査小六法は別にあるのだから、会計分野の法令の数は、今や驚きのボリュームである。

このページ増は、とりもなおさず会計監査項目の細分化、複雑化を反映している。企業が金融庁に提出する有価証券報告書も、今や、ゆうに100を超える。投資家にとっても有益な情報が含まれるが、ほとんどの人はその量と向き合う気にならないだろう。

(高橋晴美=構成 ライヴ・アート=図版作成)