月2万5000円の赤字家計が4万9000円の黒字に転換

お金を使うペースがつかめたので、クレジットカードの利用を再開してもよいと伝えました。ただ、「後払いになると管理する自信がない」と、ご本人たちがクレジットカード会社のブランドが付いた「プリペイドカード」を見つけてこられました。支払いはカードですが、即時に決済されるので支出の管理がしやすく、利用額の上限はチャージした分だけになるので、使い過ぎも自動的に防ぐことができます。支払いに応じてポイントも貯まるので、現金払いよりもお得です。

▼いかにして家計費を7万4000円減らしたのか?
【家計コストカット額 ランキング】

1位:食費 −5万1000円
好きなものを好きな時に食べていた。1週間の予算を組み、管理して削減。
2位:生命保険 −1万円
保障内容の見直しをした。
3位:日用品 −6000円
食費とともに、「1週間」分で予算管理をした。
4位:理容室 −4000円
美容室にこだわりがなかったので、安い店舗に変更した。
5位:通信費 −3000円
契約プランの見直しをした。
6位:交際費 −2000円
妻が友人と外食に行く回数が減った。
6位:嗜好品 −2000円
晩酌が減った。

▼「贅沢しているつもりはない」の「つもり」に要注意

水道光熱費や家賃などのように1カ月単位で支払いが発生するものと、食費や日用品のように毎日支払いが生じるものは、分けて管理したほうが効率的です。

また、毎日の食事は、極端に節約をするとストレスを生みます。頑張りすぎると、ある時期から反動で支出が膨らんでしまう「リバウンド」を起こすこともあります。無理のない範囲で支出を絞り、慣れていくことが大切なのです。

「贅沢しているつもりはない」の「つもり」に向き合えば、ムダな支出に気が付き、お金を貯められるようになれるかもしれません。

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