市場関係者の多くが胸をなで下ろしたことだろう。フランス大統領選挙で、親EUのマクロン前経済相が反EUで極右政党「国民戦線」のルペン氏を破ったことで、英国の離脱の動きに続くEUの危機は回避した形となった。円安・ユーロ高が進み、日経平均株価も上昇するなどマーケットも好感を示した。

ただし、楽観はできないと指摘するのが、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの土田陽介研究員。

(図版作成=大橋昭一)
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