哲学というと、難解で、日常生活からは遠いというイメージがある。しかし実際には、哲学は、私たちがいかに生きるべきかという重大な問題について、具体的で生き生きとした「指針」を示してくれる身近な存在である。

いわば哲学は、人生という樹の「根っこ」のようなものである。根っこがしっかりしていれば、枝葉もしっかりと伸びていく。逆にいくら枝葉のことばかり気にしても、根っこがしっかりしていなければ十分な成長は期待できない。