分裂・消滅のプロセスに足を踏み入れた
今度ばかりはほとほと愛想が尽きた。民進党のことである。参院選、都知事選から党代表選に至る迷走ぶりは、完全に分裂・消滅のプロセスに足を踏み入れたと思わざるをえない。
維新の党が合流して「民進党」に党名変更したのが3月のこと。「『民主党』では選挙に勝てない」という泣き言も情けないが、看板を掛け替えて党勢が回復するなら世話はない。問題は中身である。
一時的だったにせよ、当時の民主党があれだけの人気を得たのはなぜか。民主党が飛躍した選挙で目立ったのは、小選挙区において各都道府県の県庁所在地がある一区を民主党候補が取る「一区現象」である。それまで日本には都市型のサイレントマジョリティを代弁する政党がなかった。田舎の代議士が多い自民党は農村型のノイジーマイノリティの代弁者にすぎず、利益誘導で地方や少数利益集団にカネをバラまいて政権を維持してきた。これに不満を抱いてきた都市型の生活者の期待に応える、というのが民主党の立ち上げ当初の売りであり、その期待感の現れが「一区現象」だったのだ。
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