こんにちは!『糟糠の妻はなぜ捨てられるのか』著者の大西明美です。「男は成功すると、支えてくれた女を捨てる!」というゲス不倫のメカニズムを本著で解明いたしました。今回は書籍の中に書ききれなかった、「職場不倫をする男性の特徴」について解説をしていきます。

浮気相手、セックス相手は職場に最もいる

2013年に相模ゴム工業株式会社(コンドームで有名)が行った調査によると、浮気相手と出会った場所第1位が同じ会社(21.4%)!

『糟糠の妻はなぜ捨てられるのか』(大西明美著・プレジデント社刊)

つまり、夫の相手が同僚の可能性が最も高いのです。ただ、職場で不倫をするというのは、他の出会い方と異なり大きなリスクが2つあります。1つは、周りにバレやすいリスクです。職場という人間関係が固定化されている場所での不倫なので、周囲が「異変」に気づきやすいのです。

もう1つのリスク、それは不倫の結果、職場を追われたり、左遷されたりすることです。最近は不倫に対し世の中も厳しくなっています。若い方は知らないかもしれませんが、30年ほど昔、あるコマーシャルで「私はこれ(小指で愛人を表現する)で会社を辞めました」というギャグがありましたが、今はもうリアルです。夫の裏切りによって職場を追われたら妻もたまったものじゃありません。

しかしそうわかっていても、職場不倫をやめない男性がいるのです。実は、職場不倫を犯す危険性をあらわす方程式があります。

職場不倫を犯す危険性=(人間力+若い女好き)×モテ力

不倫を犯す危険性には3つの要素があります。人間力、好み、モテ力だ。「あれ、人間力とモテ力って同じじゃないの?」と思う人がいるかもしれませんが、実はぜんぜん違います。

人間力というのは、その人がいかに人間ができているのかのことです。一方モテ力というのは、人をひきつける力。人間というのは不思議なもので、人間ができていれば必ずしもひきつけられるわけではありません。「いい人止まり」という言葉があるが、まさにこれは人間力があるが、モテ力がない人のことなのです。

逆に、人間力がないのにモテ力がすごい男がいます。例えて言うならば、「魅力的に見える悪い男」です。例えば、最近、関わる女性をみんな不幸にしていると話題のアーティストがいます。不幸にしっぱなしは人間力がないですよね。

3つめの「若い女好き」という要素について説明します。「女性の活躍を!」と叫ばれている昨今においても、出産した女性の約7割が退職してしまいます。これは職場からすると、女性は男性よりも若い状態が保たれるということである。

「男はみんな若い女が好きじゃないか」と思われるかもしれません。しかし実際は若い女性とのジェネレーションギャップから、ときめきどころか苦手意識を感じる男性も少なくなくありません。意外と若いからみんな好き! とはならないのです。(可愛くて若いと多少は仕事の失敗も手加減してもらえそうですが)

さて、この方程式、掛け算になっている部分が1つだけあります。それは「モテ力」です。どんなに好みの女性がいても、どんなに男性に人間力があっても、異性を惹きつける力がなければ不倫は成就しません。1人で不倫は出来ませんから。