本当に「運動なし」。大豆を食べる!
とにかく朝起きてから、水分を多く取ってリンパの流れをよくし、老廃物を出す。植物性タンパク質を多く摂る。肉は我慢だけれど、魚介類やフルーツはいい。ナッツも蜂蜜もいい。もちろん腹六分目だけど。痩せた自分をイメージすると痩せるという。
たった2カ月だ、「ここで痩せなければ一生デブ」くらいの気合をいれて臨んだ私は、最初の1週間こそ、息子に夕食のおかずのトンカツをあげるのは辛かったが、案外、すぐに慣れた。
とはいえ、空腹との闘いはゼロではなかった。
でも、野菜ではなく、植物性タンパク質をたくさんとるように言われていたので、おやつに納豆1パック、また朝から豆腐2丁食べればしのげた。だんだん胃が小さくなるからか、最後には半丁で大満足。豆腐の上に、上質の塩、オリーブオイル、ジャコ、きな粉、をたっぷりかけ、食べるのが私の食べ方だった。
水もがぶがぶ飲んだ。毎日3.3リットルが目安だったが、実際は4リットルくらい飲んでいた。これも、かなり空腹を満たしてくれた。
あと、何よりもありがたかったのは「同期」の仲間。Lineで励まし合ったので、それだけで苦しさは半減した。
私が入門してすぐに気づいたのは、ここは、人生スリムクラブ、生活スリムクラブだということ。太っているというのは、そういう生活態度の結晶とも言うべきか。
食生活を学ぶ以外に、我が振りを見直すところから始まったのだ。そして、私は私に約束した。
●中期・長期的な目標を毎回みんなの前で共有する
●自分の課題や問題点を洗い出す
●解決策を先生のアドバイスのもと考えていく
●毎日の生活で、やるべきことを列挙し、○×をつけて記録していく
私は、たくさん自分と約束をしてしまったので、朝からとても忙しくなった。ジョギングからはじまり、玄関の掃除、トイレ掃除、部屋の掃除と雑巾がけ、キッチンの整理、ブラインドの桟を2行だけ拭くということを「朝の仕事」としたら、随分生活がてきぱきしてきた。
その他にも、背筋をピンとはる、爪先立ちで家事、冷蔵庫の掃除、深呼吸する等。それをクラスでは発表するのだが、○がついていないと嫌な私は、○のために、一生懸命掃除をするようになった。子供みたいだな。
とにかく褒めてほしい私にミア先生は、笑顔で言った。
「まだ体脂肪が25%以上あるうちは、ジョギングはしなくていいですよ。脂肪を揺らしているだけですからね」。ガーン。
「気持ちの整理のためならいいですけれど、痩せるためならば1度走るのをやめてみてください」。
実際止めたら、痩せた。脂肪が一定量ある時期、走るのはまったく関係ないことがわかった。ガーン。
アルコールは飲んでもいいのだが、飲む時は2倍の水で薄めるように言われた。元来ものぐさな私は、思い切って2カ月禁酒。すると、ソファーで転寝もなくなり、仕事もはかどった。
「ダイエットをやっているの」と宣言すると家族だけでなく、友人、仕事仲間が気をつかってくれた。食事会でも気にかけてくれるし、ダイエットにいい豆菓子など贈ってくれた。