――取引先を酒席に誘って懇意になり、仕事をスムーズに進めたいのですが、お酒が飲めないようなのです。

もしあなたが「とりあえず一緒にお酒を飲めば、本音が聞ける」「お酒なしには信頼関係は築けない」と考えているのだとしたら、それは違うと思います。本音を聞きたいなら、まず、9時から6時の業務時間中に、一所懸命仕事に取り組むべきです。真剣に相手と向き合って話をする中で、あなたが相手の意向をよく酌んで、どのようなことを聞かれても適切な受け答えをする。それができていたら、相手は少しずつあなたを信頼するようになり、本音で話してくれるようになるはずです。

――出口さんは、仕事で知り合った人と飲みにいくことはありませんか?

もちろんあります。ただ、あくまで、仕事を通じて得た信頼関係のプラスアルファだと考えています。相手もたまたまお酒が好きだったら、飲みにいったらもっと仲良くなれるかもしれない。でも、お酒がないと関係が築けないとは思っていません。

(構成=八村晃代 撮影=市来朋久)
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