専門外の職種やプロのコーチも助けになる

自分の専門分野以外の多様な職務につくこと、「自分のコンフォート・ゾーンから自分を連れ出してくれる機会」と表現したものを求めるべきだと主張した人もいた。能力開発に役立つ専門外の職務につくと、新しい慣行や新しい市場、それに破壊的技術に触れられることが多い。

プロのコーチも、自分と自分のマネジメント・スキルについて信頼できる内々のフィードバックを求める先として挙げられた。「公平なアウトサイダーが往々にして必要なのだ」「コーチはエグゼクティブが自分の盲点や弱点を修正する手助けをしてくれるし、部下は口に出すのを控えると思われる貴重な負のフィードバックを与えてくれる」。

あるコンサルタントは長期的な助言をした。「手を広げすぎず、自分に与えられている目標に集中しよう。職場の外に楽しく健全なサポート体制を持つようにし、これを大切にしよう」。

目指すべきは「柔軟に適応する姿勢を持ちながら、目的に集中し続けることだ」と、あるコンサルタントは言う。別のコンサルタントは、一時的な流行や「発売されるあらゆる気まぐれなマネジメント本」を受け入れるようなことをしてはならないと戒めた。さらに「問題は情報源ではない。情報を選り分けて、自分のニーズに合うものを選び取る分析・内省能力が重要なのだ」と指摘する人も。

今日、最も喫緊の問いは「どうすれば自分のスキルをつねに最新の状態にしておけるか」だ。それは実はキャリア・サバイバルの問いなのだ。

(ディプロマット=翻訳 Getty Images=写真)
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