謙虚さなしには学ぶことができない

問題がますます複雑化しているグローバルな市場では、どんな人でも、ひとりであらゆることを知ることはできない。グーグルの人事部門担当上級副社長、ラズロ・ボックが、新規採用者に求める特質のひとつは謙虚さだというのは、そういう理由からだ。

「最終目標は、問題解決のためにみんなで一緒に何ができるかだ。自分のやるべきことをやったら、一歩退くことが大切だ」と彼は説明する。それは単に他の人々が貢献する余地をつくるために身を引く謙虚さを言うのではない。「それは知的謙虚さだ。謙虚さがなければ、人は学ぶことができない」と、ボックは言う。