本人に悪気はないのに、周りがどきっとする物言いをしたり、傲慢な印象を与える年配男性っていますよね。こういう男性のことを紐解く前に、発達心理学における老年期の心理を知る必要があります。

傲慢と感じるのは、あくまで自分たちの世代の価値観と比較した場合のこと。いま、老年期にある男性たちは戦争で平和を奪われ、戦後は高度成長期をがむしゃらに働き続けてきた世代です。そういう時代を生き抜いてきた人たちですから、いまと価値観が異なって当たり前なのではないでしょうか。

たとえば石原慎太郎さんを「なんであんなに傲慢で尊大なの?」と思う人は多いかもしれませんが、石原さんが生きてきた時代であれば、それが普通だったかもしれません。いまの価値観でばっさり判断して切り捨ててしまっては、少しかわいそうな気がします。