周りの人々からの偏見と闘おう

ジョブシェアリングを成功させるうえで最大の障害の一つは他の人々の態度だとベイリンは言う。実際、中には柔軟な勤務形態を本気で仕事に取り組んでいないしるしと受け止める人もいる。

ウィリアムズは、センター・フォー・ワークライフ・ローで行ってきた調査でこの烙印を観察してきた。「ほとんどの組織で、これは『変わり者』の働き方とみなされている」と、彼女は言う。偏見を打ち破る最善の方法は仕事で卓越した成果をあげることだ。「仕事に打ち込んでいる社員を対象に組織が設けている基準を自分たちは満たしていると、はっきり説明しよう」と彼女はアドバイスする。

自分とパートナーと上司が納得する形態を決めたら、それを試してみよう。試行期間を設けて、仕事の分担の仕方やコミュニケーションのとり方を実験しよう。そして、必要に応じて調整しよう。「問題点を修正し、周囲の人々に慣れてもらうために少し時間をかけるほうがよい。ある程度経験した後は、ほとんどの人が前向きな反応を示す」と、ベイリンは言う。どれだけ長くジョブシェアリングをしていても、2人のそれぞれにとって、また上司や組織にとって何がプラスになっているかを絶えず評価し、それにもとづいて調整するのが望ましい。

(ディプロマット=翻訳 Getty Images=写真)
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