好きなことをしているだけで仕事になる

ひたすら体がキツい仕事だけを僕に依頼してくる人なんていないので、結果的に、やりたくない仕事を延々とやるような状況にはならないんですよね。人と話したり、こういうことを実現したいってブレインストーミングしたりするのは、それなりにおもしろかったりするので、新しい人に出会って話を聞くこと自体、無駄だと思ったことがないです。

つきつめると、新しいことを体験するのが好きだから働いている、というのはあります。予想とずれた仕事も、それはそれでいい経験だったなってなるタイプなので。

仕事を辞める=ゴールにしても意味がない

FIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的自立による早期退職)って、働き方とかお金の話題でここ数年ずっと注目されていますよね。

ひろゆき『ひろゆきのお金の教科書』(宝島社)
ひろゆき『ひろゆきのお金の教科書』(宝島社)

どうやら今も現役世代の間では憧れの対象として見られがちですけど、実際にやっている人とかできている人ってほとんど見たことがないんですよね。

子どもや家族がいる人はまだしも、実際はだいたい暇になって、またなにか仕事を始めちゃう人が多いんですよ。本当に楽しそうにFIRE的な生活をしている人って、僕は2人くらいしか知りません。

ある人はサハラ砂漠を走るマラソンなど、世界中を転々としながらエクストリームスポーツをやっていて、これは楽しそうだなと思うんですけど、そういう強い興味があるものがない限り、だいたい暇になっちゃうものだと思います。

というのも、こういう人って1人で熱中できるものがあるか、よっぽど孤独に強いかなんですよ。だいたいの人間は幼稚園や保育園から人と接して生きている、つまり社会的なつながりを持った状態で人生を歩んでいるので、急に1人になったときの社会的孤独や隔絶感に耐えられないんですよね。

薄暗い部屋で頭を抱える人
写真=iStock.com/Tzido
※写真はイメージです

なので、仕事を辞めること自体をゴールにするのは、あまり意味がないと思っています。人生の過程の1つとしてFIREがあるのはいいと思うんですけど、辞めた先になにをやりたいかが決まってないと、結局手持ち無沙汰になっちゃうんですよね。