寛解を分けたのは「キャベツ」だけではない
数値が急速に改善したため、担当医が「インスリンをやめましょう」と判断してくれました。
退院後は、白米やパン、麺などの主食を一切やめ、キャベツに替えました。千切りキャベツ4分の1玉分を、しんなりするまでレンジで加熱し、オイルやマヨネーズをかけると、満足感のある主食になります。糖質を抑える代わりに、良質な脂質を摂り、肉や魚や豆腐からタンパク質をしっかり摂れば、エネルギー不足にもなりません。
こうした食生活を続けた結果、宣告からちょうど1年後には、空腹時血糖が119mg/dL、HbA1cは5.6%に。医師から、飲み薬の服用を中止するお許しが出ました。63歳になった今は、趣味の剣道で若手と対等以上に戦えるほど、体調の良さを実感しています。
もっとも、これはあくまで私の体験です。すべての方に有効であるとは限りません。糖質制限は、医師に相談するなど慎重に取り組んでください。
最後に、食事を変えたことは、私が寛解にたどり着いた理由の一つにすぎません。私は退院後、自分の判断で通院先を変えています。どんな医師を選び、診察室で何を尋ねたのか。そこにも、私なりの分かれ道がありました。
全文では、寛解までに実践した医師の選び方、診察室で医師に尋ねた質問、従来の食事に抱いた疑問を、HbA1c13.7%からの経過とともに紹介しています。
編集部注:日本糖尿病学会の『糖尿病診療ガイドライン』は、2019年版で栄養素比率の一律の目安を外し、2024年版では糖質制限食も食事療法の選択肢に加えている。これは山田氏の体験であり、すべての方に有効であるとは限りません。糖質制限は、医師に相談するなど慎重に取り組んでください。
検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます

