老後の心配は充実した生活にはない
それからもう1つ、良人の浮気のほかに、重大な質問があった。それは、老後の不安を訴えて来たものであった。「私の老後はどうなるのか。そのことを考えると、夜も眠れないのです」と言うのである。
おかしくて吹き出したくなるのであるが、そういう彼女の現在の年齢は、「私はもう、40歳になったのです」と言うのである。40歳で老後の心配か、と思うと、これは私も呆れ返ってものが言えない。
一体、そういう人間は、真剣になって、ものを考えたことがあるのか。考えてもみるがよい。毎日の生活が真剣で、「ふやけて」いなかったら、老後の心配なぞ、ないはずである。老後の心配というものは、充実した生活にはないものである。
充実した生活の消滅した瞬間が、死というものであるとしたら、私たちの生活には、老後というものの存在する隙間はない、と私が言ったとしたら、吃驚仰天するだろうか。
いつでも平常心でいること
長生きをしたい方は心の持ち方が大事であると肝に銘じて下さい。
では、どんな心の持ち方をしたらよいのでしょうか。それは、いつでも平常心でいること。平常心とは、常に平らかな心でいると言うことです。
ヒステリーやかんしゃくを起こさない、怒りやいらいらにとらわれない、悩みや心配事を抱えこまない、いつでも静かで平らかな気持ちで暮らしていくことです。
執着から解き放たれることです。その境地で暮らして行けば、長生きをし、楽な死に方ができると言うのです。

