5キロ2500円を下回らないと見る理由

いずれにしても、これでJA農協としては過剰在庫処分のメドはついた。

『コメ高騰の深層 JA農協の圧力に屈した減反の大罪』(宝島社新書)
『コメ高騰の深層 JA農協の圧力に屈した減反の大罪』(宝島社新書)

以前の記事で予測したように、買い戻しがなければ26年産も増産によって供給は増加する見通しなので、米価は輸出可能価格の1万円から1万1000円まで低下し、小売価格は精米5キログラム1200円から1400円まで下がる可能性もあった(参考記事)。少なくとも2000円以下となり、消費者はコメ騒動で被った不利益を取り戻すことができたはずだった。

買戻しでJA農協は在庫を気にしないで、相対取引価格を決めることができるようになった。今後市場で供給されるのは26年産米である。その価格は以前にも指摘したように、相対取引価格玄米60キログラム当たり2万円、小売価格精米5キログラム当たり2500円~3000円となるだろう(参考記事)。

水田を減らされながら、本来ならもっと安くできる「高いコメ」を買わされる国民の不幸が続くのだ。

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