参加者は5~8人がベスト
意見はいろいろ出るが、方向性がバラバラでまとまらない。
結局「今回は、とりあえず検討しておくということで……」と、ふんわりした状態で放置される。
そんな歩留まりの悪い会議を経験したことがある人も多いだろう。
これはなかなかの難問で、私は個人的に多様性と効率性はトレードオフの関係にあると思っている。
「長期的には多様性があるほうが効率がよくなる」という説もあるが、目先の話でいえば、多様性が少ないほうが話は早い。
極論、一人の独裁者が決めるほうが、とりあえず物事は最速で進むに決まっている。だからこそ仕事では、多様性と効率性のバランスに苦慮することになる。
ヒントになるのが、意思決定のコストだ。
会議のコミュニケーションコストは、参加者の二乗に比例するといわれる。出席者5人の会議に対し、2倍の10人なら4倍、300人なら16倍のコストがかかる計算だ。
では、意見の多様性と意思決定の効率性は、どのくらいがちょうどいいのか。
参考になるのが、Amazon創業者ジェフ・ベゾスの「ピザ2枚ルール」である。
ベゾスは「社内のすべてのチームは、ピザ2枚でちょうど賄える人数でなければならない」というルールを定めた。チームや会議の生産性が最も高くなるのは、ピザ2枚で賄える程度の人数、だいたい5~8人だというのである。
私の個人的な経験でも、これくらいの規模がいちばんバランスがよいと感じる。
大勢の意見を吸い上げる機会や目安箱を作るのはいい。
だが、それを受けて実際に意思決定をする場は、別に設けるべきだ。
そして意思決定の場こそ、ピザ2枚ルールに従ったほうがいい。
腹をくくって決める責任者を置かないと、結局何も決まらないということである。
会議では率先して「書く人」を担い、意思決定のルールも持っておく
検索時にプレジデントオンラインに関連する記事が表示されます



