カメラはProに遠く及ばず、顔認証非搭載
ここまではかなりベタぼめに近い評価をした『iPhone Duo』だが、ここからは残念だった点についても解説していきたい。実はけっこうある。
まず、本機は性能面で同時発表されたハイエンドモデル『iPhone 18 Pro』に及ばない点が多い。具体的にどう違うのか、表形式でまとめてみた。
画面サイズ以外の多くの点でProモデルに及ばないことが分かる。特にカメラの違いは大きい。望遠レンズなど、カメラ性能を重視する人にはProモデルの方がおすすめだ。なお、ビデオ会議や自撮りに使うフロントカメラについては、『iPhone Duo』で、iPhone初のUDC(画面下カメラ)を採用。カメラを使っていない時は画面上のパンチホールが消えて見えなくなる。よく見るとカメラの跡が見えるのだが日常利用においてはほとんど気にならないはず。目障りなパンチホールがないのはなかなかに快適で、ぜひ他モデルにも採用してほしいと感じた。
ただし、その反面、iPhoneの売りの1つであったFace ID(顔認証)には非対応となり、過去モデルで採用されていたTouch ID(指紋認証)が復活した。本体サイドボタンに指紋センサーが組み込まれている。筆者はFace IDが気に入っているのでとても残念だが、Touch IDファンも多いと聞くので、ここは好みの分かれるところだろう。
驚きの36万4800円、この価格が命取りに?
そして何より残念なのがiPhone史上最高額となる価格設定だ。『iPhone Duo』の価格は、最も安価な256GBモデルでも36万4800円(税込)。これに故障時の修理費用補助や盗難・紛失時の交換品提供などをしてくれるアップルCare+の料金(年間2万9800円)を足すと40万円近くにもなってしまう(アップルCare+への加入は任意だが、高額かつ故障する可能性が低くない製品だけに、筆者としては強く加入をおすすめしたい)。
構造の複雑さや、かねてからの半導体価格暴騰などもあり、仕方のないことなのは理解できるが、これでは気軽に使えない。ジーンズの尻ポケットに入れて移動なんてもってのほかだろう。正直、スマホに許される価格設定ではないと思っている。


