ノド仏を動かす筋肉を鍛える
ノド仏を上下に動かす喉頭挙上筋群を鍛えるトレーニングです。大切なのは、ノド仏にしっかり力が入っている感覚をつかむこと。家事の合間やデスクワークの気分転換など、スキマ時間を上手に活用しましょう。
1セット:5秒間×10回/1日3セット以上
① 両手をグーにしてあごに当てる……両手を握ってグーの形をつくり、手の甲を外側に向けてあごの下に当てる。その姿勢のまま、おへそをのぞき込むように頭を前へ倒して下を向く。
(POINT)手の甲を外側にすると力が入りやすい。
② あごと両手で押し合う……あごをぐっと引き、そのあごを持ち上げるように両こぶしに力を入れる。ノド仏が上がっていることを意識し5秒間キープ。
(POINT)親指だけであごを持ち上げようとしない。
顎でゴムボールをつぶすだけでも効果あり
ボールをあごで押し潰す動きは、飲み込むときのうなずく姿勢に近く、ノドまわりの筋肉を効率的に刺激します。ボールが適度な抵抗を与えてくれるので力も入れやすく、無理なくトレーニング効果を高められます。
1セット:5秒間×10回/1日3セット以上
① ゴムボールをあご下にはさむ……あごの下に小さめのゴムボールをはさむ。あごの奥までぐっと差し込むとゴムボールが落ちにくく、力を入れやすくなる。
(POINT)ゴムボールの大きさは直径6〜12cmを目安にする。
② あごでボールを押し潰す……ゆっくり呼吸を続けながら、あごでゴムボールを押し潰すように頭を前に倒す。そのままの状態を5秒間キープする。息は止めずに5秒キープ!
(POINT)ゴムボールが落ちないよう手で支えて行う。10回1セットを1日3セット以上。
参照文献
岩田義弘他著「高齢者に対する頸部等尺性収縮手技(chin push-pull maneuver)による嚥下訓練――自己実施訓練の効果」『耳鼻と臨床』(2010)
杉浦淳子、藤本保志他著「頭頸部腫瘍術後の喉頭挙上不良を伴う嚥下障害例に対する徒手的頸部筋力増強訓練の効果」『日摂食嚥下リハ会誌』(2008)
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