真のエリートになりたいキミへ

初代算数仮面(右)は筑波大附属駒場中高出身、東京大学工学部卒。2代目算数仮面(左)は開成中高出身、東京工業大学大学院修了。真のエリートを生み出す少人数制塾プリパスを開塾。全国の学校での訪問授業や、問題集、DVDの作成・販売なども行う。

我々の名は「算数仮面」。金のマスクが初代、銀のマスクが2代目を名乗る。他の覆面貴講師(注 貴公子ではないぞ)とともに、「マスクマン・ファミリー」なるチームを組み、本物の学力を身につけたいという小中高生向けに算数・数学道場をひそかに開いている。

このほど、プレジデントFamily編集部から「読者の子供の学力を断然トップにするには」という何とも大雑把(ざっぱ)にして大胆不敵なお題を頂戴した。そこで、我々が児童・生徒に伝えてきた真のエリートになる秘策を伝授しよう。

計算力は訓練で秒殺

算数・数学の問題を解く、ということは知的な営みである。真の力を身につけた算数・数学格闘家として強くなるには、試験やテストを格闘技ととらえ、解くのではなく、「倒す」べきものとして挑むことだ。むしろ難しい問題に出合ったとき、「どうやって倒すか」とワクワクするくらいでありたい。

そうなるために、まず簡単な計算問題などは秒殺することが大事だ。仮面ライダーがショッカーに対し、ひと蹴りで勝敗をつけるような、確実性とスピード。それを養成するには小学生から計算練習をはじめとした基礎を積み重ねるしかない。圧倒的な基礎力の蓄積が、圧倒的な実力になる。実力者はみな、知的な基礎体力を備えているのだ。

計算練習を積み重ねる際にも、問題を解くときには集中すること。だらだらと時間をかけていてはトレーニングにはならない。一問一問に全身全霊を傾けてこそ、タイトルマッチ(本番)での百発百中の実力を発揮できるのだ。