悪口を言われるのは自分がすごい証拠

自分が不利な立場に置かれたり、不当に低い評価を受けたりすると、「なぜこんなに世の中は不平等なんだ」と嘆きたくなるかもしれません。「どうせ頑張っても認めてもらえない」と諦めたくなることもあるでしょう。

世界人権宣言の第一条でも明記されているように、現代社会において、自由と平等はすべての人間に保障された権利とされます。ただしそれは決して当たり前の権利ではなく、先人が苦労して勝ち取ってきたものです。

例えば日本の女性が選挙権を得たのは戦後のことで、それ以前は投票の権利がありませんでした。ほんの80年ほど前まで、性別が異なるというだけで、これほどの不平等が存在したのです。昭和20年になって、ようやく女性の参政権を認める法案が成立したのは、その権利を求めて闘った人たちがいたからです。「平等は与えられるものではなく、勝ち取るもの」と考えれば、自分で道を切り拓こうとする力が湧いてくるのではないでしょうか。

(構成=塚田有香 撮影=川しまゆうこ イラストレーション=米山夏子)
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