教育の場で遺伝はタブー
橘:安藤さんの場合、行動遺伝学はより直接的に遺伝を語るわけですから、いろいろと思うところはあるんじゃないですか?
安藤(行動遺伝学者):ふたごや養子のデータを大規模に取ると、やはり遺伝は無視できません。しかし、日本の教科書には「遺伝と環境は相互作用である」という、理論とも言えないイデオロギーとしての遺伝環境論しかありませんでした。
教育や人文系では遺伝はタブーで、だから当然、進化もタブー。教育の場で遺伝の「い」の字を言っただけでシーンとなる。だから潜伏してちまちま研究をやってきました(笑)。
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