なぜ加工用ジャガイモならOKなのか

実は、日本にもすでにジャガイモシストセンチュウは存在します。1972年に北海道後志しりべし管内で初めて黄色いジャガイモシストセンチュウが、2015年には網走市で別種のジャガイモシロシストセンチュウが初めて確認され、現在も緊急防除(※1)が続いています。

こうした事態をなるべく防ぐために植物検疫があり、長らく生食用ジャガイモの輸入が見送られてきたわけですが、それでもジャガイモシストセンチュウの国内侵入を完全には防げていないのです。

なお、加工用ジャガイモにも厳しい輸入条件があります。例えば害虫であるジャガイモシストセンチュウ類が発生していない地域で生産すること、土を水洗いで除去すること、密閉型コンテナで運び、輸入後は速やかに指定施設へ運ぶこと、そして港の近くにある指定施設で加熱加工することなどです。