「自分は不器用な子」は大間違いだった
「自分は不器用だ」という、セルフ・イメージを持っていたAさんがいます。
「自分は不器用だから、親になってもできないことがたくさんあって、子どもにも夫にも迷惑をかけている」と、感じていたそうです。
非常に責任のある職に就きつつ、3人のお子さんを育てているエネルギッシュな方にもかかわらず、です。
ご自分の中にあるマイナスのセルフ・トークを一度、机の上に取り出してみるご提案をしたところ、親や先生、きょうだいなどから、子どもの頃に
「あなたは不器用な子」
と言われたことを、セルフ・トークとして自分の中に取り入れていたことに気がつかれました。いつの間にか
「自分は不器用な子」
と自分を決めつけていたのです。
でも、子どもの頃も、本当は「不器用」ではなかったのです。
小さい頃の年齢差による“できる”“できない”は、大きいですよね。
入学したての小学1年生と、高学年に入った4年生を比べたら、上手にできないことがあって当然。末っ子だったAさんは、上のきょうだいに比べて、できないことがあるのはあたりまえだったのです。
自分の限界を勝手に決めて持ち続けない
あなたの中にもありませんか?
「あなたは○○な子=自分は○○な子」
と変換し、自分の限界を勝手に決めて持ち続けている言葉。
一説には、無意識的なものも含めて、一日に4万から6万回も、行われていると言われるセルフ・トーク。このようなマイナスのものもあれば、プラスのものもあります。
「この頃、私がんばっているなあ」
「やっぱり運が強いわ!」
「頼りにできる人がいてありがたい」
言葉には出さなくても、プラスのセルフ・トークが頭の中でくり返されると、元気が湧いてきそうですね。
現在の自分にはすでに必要がなくても、心の中に数十年にもわたってとどまり続ける言葉。
プラスの言葉にも、同じ作用があるといえます。


