子供の価値を認める「名前+プラスの言葉」
私が開催していた赤ちゃんママ向けのお教室の中でお伝えしていたのが、「ストップ遊び」です。
夢中になっている子どもの耳には、聞きなれない「ストップ!」という言葉は、はじめのうちは、ダメに比べて効果があまりありません。
そこで使うのが「よーい、ドン!」。
お子さんたちはこの言葉を聞くだけで、ワクワクと一斉に動き出します。
ワクワクしているときは、吸収もしやすいとき。「よーい、ドン!」とスタートをさせるだけでなく、「よーい、ドン!」と、「ストップ!」をセットにして遊びの中に取り入れましょう。
子どもは急に止まれません。ですので、「ストップ!」の掛け声がかかったら、「だるまさんがころんだ」の要領でその場でピタッとわざとコミカルな動きで止まってみてください。お子さんは大喜びですよ。
「○○ちゃん、ストップ!」の声かけで、お子さんが一瞬でも動きを止められたら、
「○○ちゃん、よく気がついたね!」
「熱くてやけどしちゃうから、触らないでおこうね。」
と、「名前+プラスの言葉」で伝えます。
行動は正しながらも、躊躇したという子どもの行動のよい面を積極的に伝えることで、子ども自身の価値を認めていることが伝わります。
意識をしていても、危険な場面でとっさに「ダメ!」と出てしまうこともあるでしょう。そんなときは、後から
「びっくりさせちゃったね。でも、火傷しないように止めたんだよ。」
とフォローをすれば子どもは「ダメ!」を親の愛情として受け取ることができます。
名前は親から子どもへの一生モノのプレゼント。大事な名前に「ダメ!」をつけることを少し減らして、プラスの言葉をつけることを少しずつ増やしていってみてはいかがでしょうか。
親が「どんなふうに伝えようかな?」と考える時間の分だけ、お子さんの中で自分自身のことを好きになれる心が育っていきます。
1日4万~6万回の「セルフ・トーク」
あなたが子どもの頃に、よく親や教師など、周りの大人からかけられていた言葉を覚えていますか? いくつか思い出してみてください。
では、現在あなたが「今日はなんだかうまくいかないことが多いな」「また失敗しちゃったよ……」などと、不調を感じているときに頭の中に浮かんでくる言葉は?
表現は違っても、子どもの頃にかけられていた言葉に近いものや、自分が劣等感を感じていることに対しての言葉が混じっていませんか。
私たちが日頃、周りの人とのコミュニケーションツール、伝達の手段として使っている言葉を「外言」といいます。一方、音声を伴わない思考のための言語を「内言」といい、声に出さずに自分に対して発するので「セルフ・トーク」と呼ばれます。
大きくなるにつれて、「外言→内言」へと移行すると言われています。

