冷房とドライはどちらが得か

エアコンは電力をたくさん使う家電製品。節電のために、夏は「冷房」よりも「ドライ」を多く使っている、という人は少なくないだろう。実際、こうしたほうが電気代は安いのだろうか。

ドライは湿度を下げることに特化した機能だ。そのメカニズムを簡単に説明しよう。

まず、蒸し暑い部屋の空気をエアコンが吸い込み、内部にある熱交換器に送って熱を奪う。空気の温度が下がると、蓄えられていた水分が水滴となる。そのいらない水滴を集め、部屋の外に出すことによって、さらさらの空気を作り出していく。

では、冷房とドライはどちらが得かというと、簡単に答えは出せない。ドライには基本的にふたつのタイプがあり、かかる電気代が異なるからだ。

ベッドに座りエアコンを操作する女性
写真=iStock.com/Antonio_Diaz
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ひとつは「弱冷房除湿」というもので、エアコン内部で温度を下げた空気をそのまま部屋に戻す機能だ。「弱冷房」という名の通り、少しひんやりした空気が戻ってくることになる。このタイプのドライは、冷房よりも電気代がややかからない。

もうひとつのドライが、冷やした空気を少し温め直してから部屋に戻す「再熱除湿」。ムシムシした夜や梅雨時の除湿などに、この機能は力を発揮する。しかし、温め直すというひと手間があるため、冷房よりも電気代が高くついてしまう。

結論として、ドライが冷房よりも節電になるかどうかは、その家にあるエアコンのタイプによる。弱冷房除湿を採用している場合は冷房よりもドライのほうが節電になる。

これに対して、再熱除湿である場合は、冷房のときよりも電気代が高くなる可能性がある。

まず、取り扱い説明書をチェックして、それでもわからなければ、メーカーに問い合わせてみよう。

機種によっては、電気代が高くなることも

温水洗浄便座のフタを「開けておく」意味

快適な洗浄機能に加えて、寒い時期には便座を温めることもできる温水洗浄便座。

しかし、便座を保温しているのに、フタを開けっ放しにしておくのはNGだ。使用後、フタはちゃんと閉めておかないと、相当な電気代を損してしまう。

フタが開いていると、温めた熱がどんどん逃げていってしまう。このため、保温機能をフル回転せざるを得なく、その分、電力を多く使ってしまうのだ。

これに対して、フタをただ閉めているだけで、便座から熱がぐっと逃げにくくなる。フタを開けている場合よりも、消費電力が約15%もダウンするというから、どちらを選択すればいいのか明白だ。

さらに電力代を抑えるには、長時間、使用しないときには電源を切っておくこと。待機電力がゼロになるので、より一層の節電になる。

「閉めておく」ほうが電気代がかからない