「2027年までに」という目標と現実
習近平は人民解放軍に対し、「2027年までに台湾侵攻を実行できる能力を整える」ことを求めてきた。2027年は人民解放軍創設100周年にあたる。これに対し張は、2027年という時期に軍事的な準備を整えることは現実的ではないという趣旨の意見を述べたとされる。
台湾への大規模上陸作戦が容易でないことは明らかだ。台湾海峡を越えて大部隊を送り込み、制空権と制海権を確保しながら上陸させ、その後も継続的に補給を続けなければならない。しかも、米軍が介入する可能性まで考慮する必要がある。
さらに張は、ロケット軍をはじめとする人民解放軍内部の腐敗や装備上の問題を知り得る立場にあった。政治が求めるスケジュールと、軍事的に可能なスケジュールとの間に大きな隔たりがあると考えていたとしても不思議ではない。
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