「優先順位」を他人に握らせない

誰かに頼まれたことを優先しているうちに、最初にやるはずだった仕事が後ろに回っている。作業は着実に片づけているのに、全体としては進んでいない。このずれが起きるとき、仕事の優先順位を他人に握られています。本来仕事の優先順位は、自分が判断軸となるべきものです。

多くの場合、仕事の順番は「重要度」や「締切」で決めるものです。しかし実際の現場では、「誰に頼まれたか」「言われたタイミング」といった要素で順番が入れ替わりやすくなります。声をかけられた仕事を優先して処理していくうちに、予定していた優先順位は崩れていきます。判断の基準が外側にあると、仕事の流れは安定しません。

仮想画面のカレンダー
写真=iStock.com/Panya Mingthaisong
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たとえば、午前中に集中して進める予定だった業務があるにもかかわらず、チャットで届いた依頼に次々と対応してしまうことがあります。一つひとつは短時間で終わる内容でも、その都度手を止めることで、もともとの作業は細かく分断されます。結果として、優先度の高い仕事が後回しになり、締切直前に慌てる状態になりかねません。