123万円と178万円の攻防

2024年度補正予算が成立した。自公の与党だけでなく、日本維新の会と国民民主党も賛成に回った。日本経済・地方経済の成長、物価高の克服、国民の安心・安全の確保の3本柱からなる補正予算案には、立憲民主党の主張を反映して、能登半島地震被災地の復旧・復興の予算を追加したが、同党は本会議の採決では反対した。少数与党となって初めての国会だったが、石破内閣は野党との協力に成功し、今後の見通しが明るくなったと思う。

石破茂首相自身も成立後の記者会見で「本当に良い審議ができたと思います。本当に与野党多くの方々のご協力を頂いて、非常にかみ合った良い議論になり、ああいう形で成立をしたというのは、非常に有り難いことだったと思いました」と話していたから、自信を持てたのだと感じた。

この臨時国会の話題の中心は「年収の壁」だった。国民民主党が10月の衆院選で公約に掲げた「手取りを増やす」政策の一つとして、関心が一気に高まったものだが、会期中には国民民主党との合意には至らなかった。

(写真=時事通信フォト)
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